
舞台は古代中国、三国時代――
王朝末期。神州中原は群雄割拠の時代を迎えていた。
討伐によって力を持った諸侯が天下制覇を目指して、各地で蠢動し始めた。
この英傑たちに目をつけたのが、魍魎王である。
戦乱を拡大させて自らの力を増大させるため、英傑たちに魍魎を取り憑かせ、乱世を引き延ばし、この世の全てを滅ぼそうと目論む。
それはまさに歴史の平衡を崩さんとする、恐るべき野望であった。
これに対抗するために「魎狩隊」が 天元 という組織によって編成され、魍魎たちに挑んだ。
各地で魎狩隊が魍魎と戦う中、不慮の事態で全滅した六番隊が再編成されることになった。
集められたのは、それぞれに事情を抱えた訳ありのメンバー。
リーダー兼封印使の應幾、浄霊使の洵喬、執器使の丁研、そして〝鬼斬〟の少女、小霊。
それぞれが過去にトラウマを抱えながら、生きるために、あるいは仲間を守るために、魍魎狩りに奮闘する。
これは魎狩隊・新六番隊の活躍、そしてその成長を描く物語である。
人々の昏い心を糧とする存在、魍魎! 戦乱の世の中で、魍魎はおおいに蔓延っていた。しかし、これに対抗すべく、世を憂う青年「應幾」が立ち上がった!應幾は魎狩隊六番隊のリーダーとして、「鬼斬」と呼ばれる少女「小霊」と出会う。小霊は人でありながら魍魎を倒す力を持つ。三国の歴史を駆け抜ける幻想の物語が今、幕を開ける!
――黒き鬼女と化した小霊が、悲痛な絶叫を上げる。何とか苦痛を抑えることに成功した應幾たちだったが、根本的に解決した訳ではない。小霊の身を案じつつ、次なる事件の調査へと向かう。しかし今度の魍魎は瘴気を隠す力があるようで、中々見つけることができない。そんな中、小霊がひとり姿を消してしまう――。
暴れまわる凶馬、的盧!恐ろしき的盧は山賊と共に、無辜の村人を次々と惨殺していく! 惨状を目の当たりにした小霊は、怒りで我を忘れ、瘴気の力を暴走させてしまう。小霊は、魍魎のみならず應幾たちにも襲いかかってしまう。果たして應幾は、小霊を闇の中から救うことができるのだろうか!今、小霊の過去が明かされる――。
乱世に名高い、桃園の義兄弟がついに姿を表す。弟を持つ洵喬は、末弟を大事に思う髭の勇将に共感する。しかしその影では、末弟を操ろうと女易者が暗躍していた!魍魎に憑かれた弟を止めるため、兄は青龍偃月刀を手に一騎討ちに赴く。――神州中原最強の義兄弟が、今刃を交わす。
幾度となく繰り返される惨劇の記憶。丁研はその日も、暴走した小霊に襲われた日の悪夢に苛まれていた。やりきれない思いを抱える丁研の元に、かつての仲間、旧六番隊が現れる。小霊への復讐を成そうとする旧六番隊は丁研に、「小霊を殺せ」と迫る。殺意と逃走の果てに、丁研が出した答えとは。
應幾の連環が、効かない――。魍魎との戦いの最中、瘴気を吸い過ぎた小霊は意識を失ってしまう。そんな小霊を助けたのは、旅の法術士冬裳だった。小霊の身に宿る恐ろしき呪いを解くため、應幾たちは冬裳の師匠である法術師、良元の元へ向かう。しかしそこに待ち受けていたのは、更に残酷な真実だった。
應幾たちの前に、最強の魍魎が立ちはだかる!その絶望的なまでの強さに圧倒され、應幾と小霊は崖から落ちてしまう。怪我でまともに走ることもできない中、女易者は魍魎を引き連れ襲いかかってくる!絶対絶命の危機の中、應幾は果たして小霊を守り切ることができるのだろうか!? 二人の逃避行が今、始まる。
風のように広まり、人々を死に至らしめる恐ろしき病、死血病!洵喬の弟が疾患しているその病を、治すことができる教団があるという。霊薬を求める洵喬に出された条件は、「魍魎狩りをやめる」というものだった。弟を救うということは、人々を惑わす魍魎を野放しにするということ。洵喬の決断はいかに。
教団の中が蘇った屍の群れで溢れ返る!小霊を助けるため、急ぐ洵喬の前に僵屍鬼に成り果ててしまった弟が立ちはだかる。小さな楽園に、美しき鎮魂歌が今、響き渡る!
険しい戦いの中、ついに結束した六番隊!羅織女の計らいで、宴を開くことに。ひとときの安らぎを得る應幾たち。穏やかな時間の中で、小霊を守る決意を新たにする應幾。しかし、そんな二人を残酷な悲劇が襲う。――應幾が、意識を失い倒れてしまった。
應幾を救う為、瘴気を吸う小霊。何とか應幾は助かるが、呪心臓を瘴気で満たされてしまった小霊を、冬裳が奪って行ってしまう。冬裳の正体は謎の女易者で、小霊の呪心臓を使って、殺された家族を生き返らせようとしていた。小霊を救いに向かう應幾たち。そこに、魍魎王が現れる・・・・
魍魎王に小霊を奪われた。小霊の呪心臓と融合する魍魎王は、嘆きの扉を開き、全土へ魍魎を放つ――。小霊との絆を武器に六番隊は最後の戦いに挑む。4人の運命は!?
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