
営業部の武田本部長(47)が、ある日突然赤ちゃんに!
男性の部下3人を中心に前代未聞の社内育児がスタートします。
そして職場に赤ちゃんがいることで社員の悩みや結婚観、ジェンダー観の違いが浮かび上がってきて・・・
話数 | 第1期:8話 第2期:8話 第3期:10話 |
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放送期間 | 第1期:2021年3月 第2期:2022年1月 第3期:2022年3月 |
監督 | 安部真理恵 |
制作会社 | Tomovies |
キャスト |
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曲名 | 歌手 | シーン | 配信 |
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また明日 逢いましょう | ヒャダイン | 主題歌 | 視聴 |
朝、起きたら赤ちゃんになっていた武田本部長(47歳、声・安田顕)。「中身はそのままのようだ。迷惑をかけると思うがうまくやってほしい」と言う本部長に、部下の西浦(声・斉藤壮馬)、坂井部長(声・坂口哲夫)、天野課長(声・森久保祥太郎)は、さっそく「赤ちゃん本部長」が仕事しやすいプランを練り始める。お世話係となった西浦が押すベビーカーに乗って取引先に事情を説明に回る本部長だが、その反応はさまざまで・・・
赤ちゃん本部長(声:安田顕)のために、音声入力マイクや歩行器を用意する天野(声:森久保祥太郎)と西浦(声:斉藤壮馬)。ランチタイムには西浦お手製の離乳食を食べる本部長だが、天野のカップラーメンを見て食べたさのあまり涙ぐんでしまう。赤ちゃんであることが社長(声:麻生智久)にバレて呼び出されるが、これまで通り働きたいと必死に訴える本部長。社長の答えは?そして本部長を迎えにきた謎の美女の正体は?
社員研修中に意見を求められるも、うんこをがまんできない赤ちゃん本部長(声:安田顕)。大変、オムツがない!届けてくれたのは謎の美女、実は本部長と暮らす娘・ミイコ(声:沢城みゆき)だった。ワガママな父は赤ちゃんになってからの方が楽、というミイコに激しく同意する西浦(声:斉藤壮馬)たち。天野課長(声:森久保祥太郎)は実は人気ユーチューバー、西浦には夫と娘がいて・・・それぞれの暮らしが明かされる。
娘のミイコ(声:沢城みゆき)に抱っこされ出勤した赤ちゃん本部長(声:安田顕)。静かな場所で資料作りでもしようと、歩行器で屋上に向かうと、ベンチで沈んでいる社員を見つける。長期休業から復帰したばかりの二課の渡辺(声:菅沼久義)だった。会社の屋上に出現した赤ちゃんを迷子と思いオロオロする渡辺だったが、無言で見つめる赤ちゃんを抱っこしながら、会社に行けなくなった苦しい思いを打ち明けるのだった・・・。
ミイコ(声:沢城みゆき)から「パパごめんね、孫はあきらめて。でもパパの面倒はみるから」と謝られる赤ちゃん本部長(声:安田顕)。複雑な思いで出社するとトラブル発生。赤ちゃんという武器をフル活用して謝罪する。夜、本部長は西浦(声:斉藤壮馬)、天野(声:森久保祥太郎)たちとおでん屋台へ。天野も親に「結婚しなくてごめん」と謝ってしまうという。「さみしくないんですか?」と問う西浦に、天野の答えは・・・?
二課の橘部長(声:大塚芳忠)が赤ちゃん本部長(声:安田顕)を訪ねてくる。本部長にミルクを飲ませながら橘が切り出したのは、男同士で子育てをする西浦(声:斉藤壮馬)の家庭のことだった。「父親と母親がいて、その二人の子どもがいる家庭が一番の幸せの形なんだ」という橘だが、本部長の答えは?そして実は、橘部長も息子からある告白をされ悩んでいたことがわかる。夕暮れの屋上で、橘は本部長を抱きしめ涙するのだった。
赤ちゃん本部長(声:安田顕)に西浦(声:斉藤壮馬)の娘・ハルミのおさがりを着せてみるも、にじみ出るおじさん感のせいで全然似合わないと嘆く天野(声:森久保祥太郎)と坂井(声:坂口哲夫)。一方、橘部長は部下の高田(声:牧野由依)と渡辺(声:菅沼久義)に頼んで、ジェンダーについて誤った発言をする度、笛で注意してもらうことにしていた。二人のアドバイスに助けられ、橘は西浦、本部長、天野に謝る。皆の答えは?
社のクーラーが壊れ、涼しいベビー服に着替えた赤ちゃん本部長(声:安田顕)だが、腹巻姿が寅さんにしか見えない。西浦(声:斉藤壮馬)や天野(声:森久保祥太郎)たちは本部長の「社内育児」話で盛り上がるが、本部長は「オレはいつまで赤ちゃんなんだろう」と悩みを口にする。夜、会社の屋上で納涼会が始まる。西浦が作ってくれた赤ちゃん用ビールを飲みながら、本部長はカラオケで「男はつらいよ」を熱唱するのだった。
赤ちゃんを見てもかわいいと思えず「私って何か変なのかな」と悩む営業二課の高田(声:牧野由依)。だが、ひそかに憧れていた武田本部長(声:安田顕)の赤ちゃん姿には、驚きつつもかわいいと感じる。ちょうどお世話係の西浦・天野の手が空かず、高田が本部長を営業先に連れていくことに。ところが男性の西浦との時とは違い「かわいい」「ママとお出かけうれしいわね~」などと話しかけられ…。
赤ちゃん本部長(声:安田顕)のお世話を全員でするため、天野(声:森久保祥太郎)による説明会が突如開かれる営業一課。そこへ営業二課・清水部長(声:塩屋浩三)が声をかける。かつては上司だったが昇進レースに敗れ、今は本部長の部下になっている清水。おでん屋台で「時代が変わってきた。家のことは全部妻にまかせて働いてきたが、もう社会に必要とされていないと感じるんだ」と語り、あることを打ち明けるのだった。
本部長(声:安田顕)が38度の熱を出した。中身は47歳の赤ちゃんを医者に見せてもいいのかと悩む西浦(声:斉藤壮馬)と天野(声:森久保祥太郎)だったが、小島社長の主治医に事情を話して診察してもらい一安心。そこへ会議中だった重役たちが心配して様子を見に来る。かわるがわる赤ちゃんを抱っこするうちに若い頃を思い出し、子育てにかかわらなかったことへの後悔を語りだすのだった。
赤ちゃん本部長(声:安田顕)を抱っこして営業先へ向かう天野(声:森久保祥太郎)が、電車で居眠りして降りる駅を通り過ぎてしまう。本部長は天野を起こそうと必死に「オンギャー」と赤ちゃん声で泣くが天野は起きず、周りからは「あの赤ちゃん、泣き方個性的」と笑われる。そこへ小学生が来て泣いている本部長を「変顔」で一生懸命あやしてくれる。本部長はその好意に応えようと…。
なじみの銀座のママ(声:川庄美雪)が店を閉めるので、天野(森久保祥太郎)にこっそり連れて行ってもらう赤ちゃん本部長(安田顕)。ママは赤ちゃんになった本部長に「やさしくなったわね」と言う。西浦(斉藤壮馬)・坂井(坂口哲夫)も結局合流し、本部長を家に送ると、ミイコ(沢城みゆき)もかつては体格も声も大きいパパにどこか恐怖があったが、今は赤ちゃんだから怖くない、と話し始める。
赤ちゃん本部長(声:安田顕)がつかまり立ちできるように成長(?)したため、西浦(斉藤壮馬)は「頭ごっちんガード」を導入する。本部長は、失恋して思いつめているという岡崎(新井良平)をつかまえ、励まそうとする。ひとりが不安で結婚したかったと涙ぐむ岡崎は、結婚して子育てもしている西浦を幸せそうだとうらやむが…。
会社の資料室入室のため自筆のサインを求められ、必死にミミズのようなサインをする赤ちゃん本部長(声:安田顕)。営業二課の佐々木(佐藤日向)に出会うが、本部長を抱っこするなり泣き出してしまう。佐々木は大親友に赤ちゃんができてから思うように会えなくなり、それがつらくて赤ちゃんが嫌いになってしまったのだという。本部長は、離婚の引き金になった出来事を思い出す。
会社の避難訓練で西浦(声:斉藤壮馬)に抱っこで守られながらテキパキ指示を出す赤ちゃん本部長(安田顕)。営業二課では橘部長(大塚芳忠)が指揮を取りつつ渡辺(菅沼久義)に「いいか 絶対守ってやるからな」と言い切る。実は渡辺は災害で家族をなくしていた。本部長の防災頭巾を縫いながら、渡辺、天野(森久保祥太郎)、西浦は人を守ること、守られることについて話すのだった。
赤ちゃん本部長(声:安田顕)が営業先から帰ると、同行していた西浦(斉藤壮馬)が腹痛で倒れてしまった!幸い命に別状はなかったが、一泊入院することに。見舞いにいった本部長は、落ち込んでいる西浦の夫(五味洸一)を屋上へ誘う。西浦の夫は、もし命にかかわる病気だったら絶縁している西浦の両親に連絡を取らねばならず、結果家族3人がバラバラになるかもしれない、それが怖いと悩みを打ち明ける。
赤ちゃん「スパイ」として取引先の託児所に潜入する本部長(声:安田顕)。そこには元気のない男の子が。保育士たちが親のケンカが原因ではと話すのを耳にした本部長は、子どもを通して社員の様子が見えることに気づく。坂井(坂口哲夫)は本部長の「社内育児」を通して知った部下の一面もたくさんあると同意する。本部長と別の赤ちゃんとの取違いなどもありながら、会議も無事終了。本部長は坂井宅に泊まることに。ところが…
「社で働く女子特集」に指名された中川(声:井上麻里奈)について橘部長(大塚芳忠)と話す赤ちゃん本部長(安田顕)。「化粧しない、スカートもはかないし女子って感じじゃない。男女平等じゃないと言われそう…」と教育係の渡辺(菅沼久義)に相談すると、「なんで中川が面倒な女みたいな言い方に?面倒なのはこの企画を立てた広報」と広報にかけあい、企画は「社で働くニューフェース」に。そして当の中川は…
高田(声:牧野由依)に女子トイレでオムツを替えてもらう赤ちゃん本部長(安田顕)。すると、女性社員たちの「赤ちゃんになった本部長」への悪口が聞こえてきて…「オレは社会的強者として生きてきて、今生まれて初めて弱者の辛さを味わっている」と落ち込む。そこへたまたまやってきた西浦(斉藤壮馬)の娘・ハルミ(富田美憂)は大きくなったら仮面ライダーになるといい、その理由を本部長にだけこっそり教える。
別名「善意の悪」と呼ばれる広報の岸谷(声:桑島法子)が営業一課の取材にやってくる。「みんなに理解してもらおう!」と、西浦(斉藤壮馬)がゲイであること、新人社員(新井良平)が在日コリアン3世であること、天野(森久保祥太郎)が「35歳独身」であることなどを社内報にのせようとするが、本部長たちは「理解されたい訳じゃない。世の中は不公平で理不尽なものだぞ」と辟易する。そんな彼女も…。
営業一課、赤ちゃん本部長(声:安田顕)との個人面談の日。最近なぜか避けられている利見(太田将煕)に何か嫌なことをしてしまったか?と迫る本部長。実は利見は不妊治療中のため、赤ちゃんを見るのが辛いのだった。次の面談相手の佐野(川庄美雪)は、3人目の育児休暇から復帰したばかり。育児と仕事の両立は大変だろうという本部長に「みんながんばって生きてるのに、私だけが褒められるんです」とつぶやく。
天野(声:森久保祥太郎)の父が亡くなり、赤ちゃん本部長(安田顕)・西浦(斉藤壮馬)・坂井部長(坂口哲夫)が通夜に参列する。親戚が天野父子のことを「孫も見れずにかわいそう」「嫁をもらっていれば」と話すのを聞き、もっとなにかできたのではと思う天野。「人はみんないつか死ぬ。生きるということは死ぬこと」と痛感する本部長。同時に、赤ちゃんになった自分は生きているのだろうか?という思いも去来するのだった。
本部長(声:安田顕)はミイコ(沢城みゆき)のベビーシッター先の子供として自分の母親(上村典子)と会うことに。しかし母は会ったとたんに赤ちゃんの中身が息子だと見抜く。なんと、本部長が赤ちゃんになったのは初めてではなく、これが3回目だという。ついに赤ちゃんになった理由が明かされる!
ミイコ(声:沢城みゆき)が慌てた様子で会社にやってきた。なんと、皆への謝罪の手紙と辞表を残して本部長(安田顕)がいなくなってしまったのだ!西浦(斉藤壮馬)、天野(森久保祥太郎)、橘部長(大塚芳忠)もかけつけ、皆が本部長を心配する中、一人の“おじさん”が現れて…
本来の“おじさん”姿に戻った本部長(声:安田顕)。赤ちゃん期間を覚えていないと言い、迷惑をかけたからと精力的に働くが、仕事量と圧力が増え部下は疲弊していく。とうとう坂井(坂口哲夫)に「今の方が迷惑です」と言われてしまう。本部長は、赤ちゃんになって自身も社内も変化したことに気づき、より良い会社生活が新たにスタートすると思われたその時、元妻から再婚の連絡が入り…